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cycling motivation guide

週中の夜。外は雨。サイクリストなら誰でもぶち当たったことがあるだろう、この選択。ターボトレーナー?それとも、ソファーでテレビ? そんなときには正しく計画された道筋が物を言う。少なくともこの寒くて暗い季節に、基礎体力だけ維持したいというのが、ライダーの願いだからだ。

 

エンデュランスサイクリストの Jason Lane はモチベーションを知る男だ。2012年に RAAM (アメリカ大陸横断レース) に出場した彼を追った動画が、昨年 iTunes で配信された。

 

このガイドでは、どのように動機を維持するのか、また目標を持つことの大切さやライドにかける思いを Jason に語ってもらった。

 

1. 計画を立てる

真剣に取り組むことのできる目標があれば、人は頑張れると思う。 だからこそ、確固たる何かを見つけることから始めてほしい。 何かを目指すには計画が必要になる。

僕は大きなホワイトボードに冬の 4ヶ月のトレーニングプランをまとめて書き出すことにしている。

その間、いくつかの「細かい目標」も立てる。例えば、タイムトライアルの成果、ペダリングの出力、累積時間などなど。でも、そのすべてをクリアした先に見える、「実現不可能にも思える目標」も必ず立てたいところだ。他に増して大きな目標で、夜が遅くなっても、翌朝早起きして挑めるような、壮大な目標がいい。

Training Plan

 

2. 「罪悪感」を有効活用する

よく自分自身にこう問いかけた。「今日休んでも、本当にいいのかい?」ってね。

RAAM の初出場を前にトレーニングを積んでいたとき、壁にお手製の貼り紙をつけた。トレーナーを使ってペダルをこぎながら丁度見える位置にね。その紙には 「Strasser は今日休まなかった」 と書いたんだ。これは、RAAM で 3度優勝した、ウルトラサイクリングのレジェンドである Christoph Strasser にちなんだ、僕なりの戒めの言葉だった。

彼に勝ちたいと心から思ったし、その気持ちが僕の闘志に火をつけていた。 もしその日に目標の距離ライドしなければ、Christoph が成し遂げた実績の中途にも自分がおよばないと感じられるように仕向けたんだ。 自分に負けた日は 2度と戻らないからね。 ピラミッドの岩みたいなもんだよ。もろい塊をたくさん使って立てたピラミッドは、簡単に崩れてしまうだろう?

RAAM Coaching

 

3. テクノロジーの力を借りる

いいバイクトレーナーを使用することがモチベーション維持につながることは間違いない。 僕は、Google Earth のコースをライドできる、Tacx - Ironman スマートトレーナー を使って、RAAM の実際のコースを仮想しながらトレーニングしている。コースの地図にはクライムや曲がり角についてメモを取るのも忘れない。

それと、太平洋沿岸を下ってオーク・クリーク・キャニオンを登ったり、グロースグロックナーを登ったりしているところを録った実際の動画も持っているんだ。 RAAM のコースに続く長い距離でトレーニングするのが大好きだ。今日は、ミズーリ州を越えるぞ。

Tacx Smart Trainer

 

4. マンネリを避ける

トレーニングに色々な要素を取り入れることも重要だ。 スピードに集中する期間と距離に集中する期間の間に、その両方をバランスよくトレーニングに取り入れる期間をはさむ計画を立てた。それと平行してジムでのトレーニングも積む予定だ。

クロストレーニングはいつでも大切だ。でも、RAAM やトランザム (別のアメリカ大陸横断レース) に挑むのであれば、最終的にはライドポジションを取って、実際にライドする必要がある。 僕にとっては、エアロバーに手を置いて、視線を前にライドすること。絶対にこなさなくちゃならないことだ。リビングの地面を見つめながらひたすらこいだり、直立して快適にこぐだけのトレーニングじゃ、僕は満足できない。

RAAM

 

5. チームの仲間と共に励む

ウルトラサイクリングは個人競技だと思われることが多いけど、オフシーズンにしっかりトレーニングを積むには、サイクリングに真剣に向き合う仲間の存在がとても重要なんだ。

チームに所属している場合、監督から「今週の調子はどうだい?」なんて聞かれて、答えに窮するようじゃダメだ。

仲間をがっかりさせたくない。だって、8日間半もぶっ通しで毎時 15km で車を進めながら僕のレースに付き合うために、2週間以上捧げてくれるヤツらだよ。彼らのためにも戦っているんだ。

だからこそ、サイクリング仲間であっても、サポート班であっても、同志がいることはトレーニングを続ける大きなモチベーションになることは間違いない。

RAAM Race Team

 

6. 勝利に貪欲になる

最終的には、欲しいと思う気持ちが強いほど、一生懸命努力できるんだと思う。

生半可な望みなら、ダメだったときに言うもっともらしい言い訳が、すでに頭に浮かんでいるはずだ。

心の底から勝ちたいと思えなければ、その時点で負けなんだ!

Jason の物語を見て、刺激を受けよう!

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RAAM RACE

About the author

Ryutaro Okazaki
Published on: 31 1月 2017