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Salomon: How to run like an elite

「1位でレースを終えることだけが勝利じゃない。 他をなぎ倒すことが意義でもない。 自分に勝つことが一番大切だ。 身体の限界や未知への挑戦に対する恐怖に打ち勝つことこそ醍醐味なんだよ。 勝利とは今の自分を超えることであり、夢を実現することだと僕は考えている」 ― Salomon 所属プロアスリート Killian Jornet

ウルトラマラソンに初めて挑戦するとき、確かに恐ろしく感じるかもしれない。しかし、他の厳しい挑戦と同じく、心身の完璧な準備が整えば、必ず成し遂げられる。 フルマラソンを超える距離を走破するのに特別な秘策はないと考えたほうがいい。しかし、通常のランニングからウルトラマラソンに種目を切り替える上で、有効な手立てがないわけではない。

長い距離の賢いトレーニングとは?

ウルトラマラソンなどの長距離レースに参加するためには、同等の距離で毎日トレーニングする必要があると勘違いしている人をよく目にする。 週ごとのトレーニング計画で距離を突然増加することは、けがのリスクを高める可能性があると十分に理解して欲しい。ランニングの距離は、身体の様子を見ながら徐々に増やすべきなのだ。 ウルトラマラソンへのいいトレーニング方法として、「バック・トゥ・バック (連続) ランニング」がある。これは、比較的長い距離を 2日連続で走るというものだ。 トレーニング 1日目の疲労を足に溜めたまま 2日目走ることで、身体の機能を向上する刺激が体内に生成される。これから走るウルトラマラソンの長距離レースで経験する、疲労による興奮状態を仮想することができるわけだ。

また、クロストレーニングの重要性はよく軽視されがちだ。 サイクリングやスイミングなど、他のスポーツを補助トレーニングとして取り入れることで、けがをしにくい身体作りができ、長期間精力的にランニングできる強さを手に入れることができる。

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プロのようなランニングとは?

プロランナーがまるで苦しむこともなく、難なく走る姿を見ると、アマチュアには不可能な神業であるようにも感じるが、実は実現可能なことだ。 テクニックとフォームに細かな注意を払い、上達させることで、高いレベルのランニングをかなえる効率を彼らは習得している。 この効率性こそ、意欲的なランナーであれば、どんなウルトラマラソン挑戦者でも、最も優先的に習得したい。 数時間を越えるランニングを継続したいと考えるのであれば、少量のエネルギーも無駄にはしたくないと思うのが普通だろう。悪いフォームはこのエネルギー浪費の要因となる。 優れたテクニックの基盤は直立の姿勢を維持できる強い体幹だ。速いテンポでも足首から身体を傾けることが可能であることがとても重要なのだ。 これが実現すれば、ランニング効率がアップし、けがが少なくなるだろう。 ランニングを基礎からおさらいすることも大切だ。実績を残してきたアスリートがいかにランニングを行っているか観察することで、テクニックの向上を図ろう。

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長距離レースで正しいフォームを維持するには、身体の強化が必須だ。特に体幹を鍛えることを心がけたい。 長い目で見れば、日常継続して身体強化を図ることが効果を生む。また、長い期間そのスポーツに携わることができるというメリットもある。

トレーニングを具体化する

ウルトラマラソンのレースコースの大部分はオフロードで、時には坂ばかりの山道ということも多い。 このことを念頭に置くと、トレーニングは出場するレースのコースに対して具体的、実戦的である必要がある。 上り坂が多い山で行われるウルトラマラソンに出場するのであれば、何度も丘を走りこむなど、勾配に対応する技術を習得するトレーニングを積むようにしよう。 それと同様、下り坂への対応も実は非常に大切だ。練習を積むことで得られるスキルが大きな差を生むからだ。 トレーニングを積まずに下り坂を駆け下りることで、太腿をけがすることは絶対に避けたい。

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コースを下見することは、これから向き合う挑戦の場をよく知ることにもつながる。 当日のコースにスピードを上げて走ることができるフラットな場所が長い距離含まれているかもしれない。 その場所をフル活用するには、トレーニングの見直しも検討した方がいい可能性もある。

ペース

ウルトラマラソンだけでなく、あらゆるレースでペースを掴めるかどうかが鍵になる。個人差はあるが、身体の強さを十分に理解して、利用することが重要だ。 スピードを上げてスタートし、レースが進むごとに大きくスローダウンするのを好むランナーもいれば、スタートでためを作り、レースを通してペースを維持するのを好む慎重派もいる。 両方のアプローチにメリットもデメリットもあるが、初めてのウルトラマラソンでは、後者を選ぶほうが賢明かもしれない。もっと言えば、スタートが遅すぎると感じるぐらいがちょうどいいということも多い。 

着るもの、履くもの

ウルトラマラソンで、身に付けるアイテムの品質はコースの距離が長いほど、その重要性を増す。 刻々と目の前に立ちはだかる課題に臨機応変な対応を取れることがこのスポーツの一部ともいえ、だからこそ優れた対策で身体を守ることが大切だ。

フットウエアはその中でも一番個人差があり、大切なアイテム。Salomon S-Lab Sense Ultra は必須項目を満たす素晴らしいシューズなのでぜひお試しいただきたい。 マウンテンランニングのレジェント Killian Jornet と共同で開発された超軽量なレースシューズで、どんなに難度の高い地面のコンディションでも、優れた保護性を発揮する。 また、過酷な気象条件からの身体をしっかり守るのも大事だ。10km ほどの短い距離を耐え忍べばいいというわけではないウルトラマラソンでは、長時間にわたり大雨に対処しながら丘陵を走らなくてはならない場合もある。 Salomon - Bonatti Waterproof ジャケット は激しい雨や風から身体を守り、暖かさを持続してくれる。しかも、動きやすいフィット性を備え、軽量でありながら機能性に妥協はない。

賢い栄養補給で高いパフォーマンスが実現

初めてのウルトラマラソンでの成功は、戦略的な栄養補給にかかっていると言っても過言ではないだろう。 レースの日に最も近いコンディションで長距離トレーニングで栄養補給を実践してみるのもいい方法だ。 炭水化物と電解質を併せることで、バランスの取れた水分補給が実現し、長時間ランニングできる。 ランニング中に血液の多くが足に向けて流れることで、胃の中の食物の消化が十分に行われない可能性があることも念頭に置きたい。 この状態には個人差があるので、色々試してみることをお勧めする。 栄養補給にジェルや電解質サプリを使用する人もいれば、ナッツなど実際の食物に頼る人もいる。 いずれにせよ、付随的な効果として、両方を摂取するのが理想的な場合も多い。気温が高かったり、何かしら不可避な事態がレース当日に起こった時に身体の対応力を高めたいのであれば尚更だ。

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栄養補給についてもう一つ考慮したいことは、毎日の食生活である。 主要な材料としてふんだんに野菜を使用した健康的な食事は、パフォーマンスや回復に大きく影響する。 最も大きな利点は、回復が早ければ、もっとトレーニングができるという事実だろう。 もちろん全般的な生活性改善にもつながる。

レースは肉体の戦いだけではない、心理ゲーム

こんなとき、精神はレースにおける、敵にも味方にも変化する。 継続化すると身体の強い痛みは消えていくが、精神の働きが移り行くことで、痛みの大きさに耐えられなくなると運動を停止するよう身体に指示を送り始める。 そんなときには、「なぜこのレースに参加しているか」を思い出すようにしよう。その瞬間は絶望的な気持ちでも、ゴールにたどり着くことで、レースに参加した意義が達成されることを忘れるべきではない。

Mind games

ウルトラマラソンが簡単なことだと思ったから、それまで頑張ってきたわけではないはずだ。打ち勝つことができないように感じる何かを克服したいからこそ、頑張ってきたんじゃないだろうか? 簡単なチャレンジほどつまらないものはない。だからこそ、自分との心理戦がレースの勝ち負けを決する要素となるのだ。

一番の醍醐味は、ゴールの瞬間をしっかりと味わうことにある。 辛いことだし、投げ出したくなることもあるかも知れない。しかし特別なことをしているんだと、自分に笑いかけてみる余裕を持とう。 痛みはその時だけ。達成感は一生の宝物になるのだから・・・。

About the author

Ryutaro Okazaki
Published on: 01 12月 2016