Posted in Swim
The back of a man wearing a wetsuit

ウェットスーツの必要性

トライアスリートだけでなく、初心者スイマーにも、ウェットスーツは自信を与えてくれます。浮力があれば、常に水面に浮いていられます。ここではウェットスーツの利点を紹介します。

  • 保温性: Age Group トライアスロン (Open Age Group を除く) では、気温が 24℃を下回るとウェットスーツの着用が勧められます (オリンピック、ハーフ、フル IRONMAN レースではそれぞれ、14℃、15℃、16℃を下回る場合に着用が義務付けられます)。ネオプレーンまたはラバー素材が肌とスーツの間に水の層を形成し、この水が体温で温められて熱を維持し、水中での低体温症の発生を遅くします。
  • 浮力: ウェットスーツは水中での浮力を増し、泳ぎを少し楽にします。これは、ウェットスーツを着ると、身体が泳ぎに適した姿勢になり、効率良く楽に泳げるようになるからです。
  • 速度: ウェットスーツは水中での抵抗を低減します。浮力が増して姿勢が良くなることで、スイムの時間を大幅に短縮できます。また、ウェットスーツ素材は表面が肌よりも滑らかで、抵抗を低減します。
  • エネルギー節約: スイムの後にバイクとランが控えている場合、エネルギーの節約が必要です。ウェットスーツの着用で泳ぎが楽になり、速度は同じままでエネルギーの消費を抑えたり、エネルギーの消費は変えずに速度を上げたりできます。

 

 

選ぶ基準

自分に合ったウェットスーツは、個人の体形と好みによって異なります。ここでは、ウェットスーツを選ぶときに注目する点と、選択の参考になるポイントを紹介します。

  • 素材: ネオプレーン: ウェットスーツで使用されているネオプレーンには、厚みや柔軟性の特性が異なるさまざまなグレードがあります。動きやすさを考慮して、肩の周りには薄い素材が使われる傾向にあります。
  • 浮力: 身体を水面に浮き上がらせて、抵抗を少なくし、効率良く速く泳げるように、厚めの素材を使っているブランドもあります。脚部分の浮力がもっと必要なアスリート向けに、足周りの素材を厚くしたスーツもあります。
  • ネックライン: 首周りの密閉性は重要です。密閉性がないと、首から水が入り込み、スーツが水でいっぱいになります。ただし、首周りがきついと呼吸が苦しくなると感じる方もいます。このため、ネックラインが快適で首を締め付けないスーツを選ぶことが重要です。最近では、首に柔らかい裏地を使ったスーツもあります。
  • ファスナー: スーツは、下から上または上から下に向かってファスナーで閉じます。それぞれ有利な点と不利な点がありますが、やはり個人の好みによります。逆ファスナー (上から下に向かって閉じる) は、スイム中にファスナーが開きにくくなっています。脱ぐのが簡単で、レースで時間を短縮できるという意見もあります。どちらを選ぶとしても、T1 タイムを短縮するためにスーツを脱ぐ練習をしておいてください。トレーニングでは忘れがちです。
  • テープ加工された縫い目: 最近のほとんどのウェットスーツは、手首と足首部分の縫い目がテープ加工されています。簡単に脱げるように、カットして長さを調節できます。
  • キャッチパネル: 前腕部にパネルを取り付け、水の感触を細かく感じ取れるようにし、スイムのキャッチフェーズでの推進力を向上させるように設計されたウェットスーツもあります。

 

Wiggle で販売しているウェットスーツの種類

個人の好みと快適性別に、さまざまな種類のウェットスーツがあります。

  • フルカット: 全身 (手、足、頭は除く) を覆うフルレングスのスーツです。

Image of a woman wearing a Full Cut wetsuit from 3 different angles

 

 

  • 袖なし: フルカットと同じですが、腕部分がありません。腕部分がない方が肩周りの動きが良くなり、柔軟性が高いと感じる方が好んで着用します。最近のウェットスーツは部分によって素材の厚みを変えて動きやすくしていますが、さらに自由な感覚を求める方向けです。

 

 

Image of a man wearing a Sleeveless Wetsuit from 3 different angles

 

 

  • ショートカット: 袖と同様に、短めのカットのウェットスーツを好む方もいます。たとえば、T1 で脱ぎやすいなど、さまざまな理由があります。

 

 

Image of a Short Cut Wetsuit

 

Wiggle の購入ヒント

  • 快適性を最も重視する: 一般的に、スーツは股から肩まで快適に着られることが重要です。肩の動きや腕の伸ばしを妨げないものを選びます。
  • 価格: ウェットスーツの品質と価格は、エントリーレベルからエリートまでさまざまです。選択基準、スポーツ初心者かどうか、スイムが得意かどうか、予算はどの程度か、などによって最適なものは変わります。バイクの購入と同様に、周囲にアドバイスを求め、ウェットスーツに消費して、投資してもよいと思える予算を設定します。
  • サイズが重要: Wiggle の Web サイトで、目当てのブランドのサイズ表とオプションを確認します。身長よりも体重が重要です (レースでの重量も考慮します)。既存サイズの中間にある場合、一般的に大きい方が快適に着用できます。スーツを着たことがあり、パフォーマンスを発揮できるスーツを求めるなら、小さい方を選択します。
  • 主要ブランド: Wiggle では、主要なブランドのほとんどを取り扱っています。エントリーレベルからエリートまで幅広い製品から選んでいただけます。たとえば、2XUAqua Sphere (アクアスフィア)blueseventy (ブルーセブンティ) dhbOrca(オルカ)Sailfish (セイルフィッシュ)TYRZone3Zoot などがあります。

多くのメーカーでは女性用男性用を分けるようになり、フィットだけでなく、身体の各部で素材の厚みを変えています。一般的に男性は水に浮きにくく、身体の各部に女性よりも浮力が必要です。

 

About the author

ユーザー sachiko の写真
Site editor for Wiggle Japan
Published on: 21 5月 2015