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早い日没や視界の悪さが原因で、ライドのモチベーションが下がっていませんか? 本当は一年中ライドしたい――そんな方にグッドニュース!適切なウエアや適切なサイクリングライトがあれば、それは可能なことなのです。

Wiggle で入手可能なバイクライトを、アーバン・通勤、ロード、オフロードの 3つのカテゴリーに分け、それぞれの特長や注目すべき点ををあげてみました。

 

 

出力: ルーメンとは?

ルーメンとは、簡単に言えば人間の目によって知覚される光量を測定する単位です。

今現在のバイクライトは、フロントライトであれば 10ルーメンのベーシックなものから数百、数千ルーメンのハイエンドなオフロードライトまでのものがあり、その一方でリアライトは約 5~100ルーメンとなっています。

当サイトのライト比較ガイドを利用して、さまざまなフロントライトの出力を比べてみてください。

ライト比較ガイド

 

 

電池: どんな選択肢があるの?

使い捨てのアルカリ電池式のサイクリングライトは今でも購入できますが、現在ではほとんどのライトが充電池を内蔵しています。

最も一般的なのはリチウムイオン電池 (Li-Ion) またはリチウムポリマー電池 (Li-Po) です。使い捨てのアルカリ電池と比べてサイズが小さく、軽量で出力にも優れているため、バイクライトとして最適です。

また、ほとんどの充電式サイクリングライトが USB 充電対応となっています。中には充電ケーブルが不要な USB コネクタが内蔵されているものもあり、大変便利です。

より高い出力を備えたフロントライトは USB 充電にかなりの時間がかかります。そのため、一部商品は主電源充電にも対応しています。

電池があとどのくらい持つのかが分かる残量表示機能を備えた充電式ライトもどんどん増えてきています。電池の残量に応じて色が変化する小さな LED インディケーターが付いているものもあります。

 

 ライト充電器画像

 

 

 

ライトマウント: どうやって取り付けるの?

Wiggle で取り扱っているフロントリアライトの取り付けスタイルやオプションはさまざまですが、最も主流なのはストラップ/バンドマウントとクランプマウントの 2タイプです。

シートポストやハンドルバーに簡単に取り付けられるため、ほとんどすべてのリアライトやセーフティライトに、この 2つのうちのどちらかが採用されています。また、このタイプの多くが工具を使わずに取り付け可能です。 簡単で素早い取り付け・取り外しが可能なので、コミューターバイクライトに最適です。

 

ライト購入ガイド

 

 

一方、出力が高いフロントライトは重量も大きくなりがちで、多くがクランプ方式を採用しています。荒れた地形や使用頻度の高さにも耐えられるよう、しっかりと取り付けることができます。 ほとんどのクランプマウント式ライトは、何らかのクイックリリース機能を備えているので、ライトの取り外しが簡単です。

ライト購入ガイド

 

 

 

自分に合ったライトはどれ?

どのライトを選ぶべきなのか? それは、どのようなライドをするのか、また、どのようなコンディションでライドをするのかによって違ってきます。 以下のカテゴリーから自分のニーズに最も近いものに注目してみましょう。

 

通勤通学または街乗り用のライト

市街地エリアや照明灯が整備された道路・小道をライドする人にとって最も重要なのは、他のロードユーザーからの視認性です。それを提供するのがセーフティライトです。

典型的なセーフティライトには少なくとも常時点灯モードがひとつと、複数の点滅モードが備わっています。 また、側面からの高い視認性も提供するので、交差点で歩行者や他のロードユーザーに自分の存在をしっかりと表示できます。

ライトをつけまくったライダーを、あなたも一度は見かけたことがあるでしょう。バイクやバッグ、ウエア、ヘルメットのいたるところに複数のフラッシュライトが取り付けられたその姿を見て、やりすぎだと思いましたか? でも実際そのライダーは、そうやってあなたからの視認性をしっかり確保したのです。

フラッシュモードを備えたライトを複数取り付ければ視認性を確実に向上できます。 は自分の存在に気づいてもらうのにぴったりのライトセットです。

 夜間のライド

 

より大きな危険を伴う通勤のためのライト

通勤通学などで照明灯のない暗い道路や小道を走行しなければならない場合は、視認性だけではなく自分の視野も良くするために、さらに強力なフロントライトが必要になります。

明るさが 200ルーメン以上のものなら、道路を照らすのにも十分で、(走行スピードが適切である限り) 照明灯のない道路や小道にも対応できます。

地形が荒れている可能性や障害物に遭遇する可能性が高いときは、より明るいライトが必要だと感じるものです。

通勤通学で暗い道路や小道を通らなければならない人には をお勧めします。

 

 

熱心にロードライドをする時のライト

ライドやトレーニングなど、ハイペースで暗い道を走るときは、ライトの明るさを大幅にアップすることを考えなければなりません。

道路の穴や小動物、ふらりと入ってくる歩行者に気づけるよう、前方の視界を明るく照らす強力なフロントライトが必要になります。

こういった用途にふさわしいのは、バーマウントタイプの、できれば 600ルーメン以上の強力なフロントライトです。

また、適切な照射モードを選択することも肝心となってきます。 ライトの出力を環境に合わせて変更し、長時間のライドでも電池残量をうまく調整しましょう。

このカテゴリでお勧めなのは、ロード向けとして特別にデザインされた です。

ロードサイクリング用ライト

 

バックアップライト・セーフティライトで大切なロードライドに備えよう

ロードライドのためにデザインされた高出力のフロントライトの多くは、優れた集中照射力を備えています。 対向車のドライバーの目を眩ませることなく、前方の視界を確保できます。 ただし、側面からの視認性に劣るという欠点があるので、それを補うために、追加のロードサイクリング用セーフティライトをバイクのフロントに取り付けることをお勧めします。 フラッシュモードにすれば、ロードでの存在表示を向上することができるでしょう。 また、メインのライトが電池切れになったときのバックアップライトとしても重宝します。

バイクのフロントに を取り付けて、他のロードユーザーからの視認性を向上させましょう。 ライト購入ガイド

 

明るいセーフティライトを使用すると、背後のかなり遠く離れた所にいるロードユーザーにも気づいてもらえるでしょう。通勤用ライトと同じく、2個をフラッシュモードで使用すれば、視認性がさらに向上します。

多くのハイエンドのセーフティライトに、長くて柔軟な取り付け用バンドが採用されており、エアロシートポストをお使いの熱心なロードサイクリストに適した仕様になりました。

TraceR を備えた は、最も明るいリアライトのうちのひとつです。

 

オフロードライド用のバイクライト

新たな世界が広がる素敵な経験ができるのが、夜間のオフロードライドです。 通り慣れたはずのトレイルが暗闇につつまれて一変し、驚きいっぱいの新しいルートとなるのです。

そんな夜のオフロードライドを楽しむためには、やはり優れたフロントライトが必須です。 道路の穴や生い茂った枝木が、暗闇では障害物や罠となるからです。

オフロードライドには一体どのようなライトが適しているのでしょうか? まず最初に言えることは、通勤用ライトはふさわしくないということです。 一見では、灯りのない小道もしっかり照らせる大変明るいライトであるように見えますが、自然の中ではもっときちんとした照明が必要です。

ハンドルバーマウントタイプの強力なフロントライトというのが最低条件です。できれば出力 1,000ルーメン以上のものを選びましょう。 オフロード向けのライトはワイドビームモードを備えているので、前方の視野全体を照らすことができます。

オフロードライトの中でも強力なものは、光量を低く調整する機能を備えています。テクニックを必要とする下り坂で、バッテリーの消費を抑えながら視野を明るく照らすことができるので、長時間の苦しい上り坂でもバッテリー照射時間を長く保つことができます。

は最も強力で好評のオフロード向けフロントライトのうちのひとつです。

 マウンテンバイクライトの照射光画像

 

オフロードライド用ヘルメットライトの利点とは?

バーマウント式のライトに加えて、照射角が狭いヘルメットマウント式ライトを使うと、コーナーも見渡せて、メインライトの陰になって見落としていた障害物も認識することができます。

あらゆるヘルメットライトを比較する際の基準となっているのが で、並外れた機能性を提供します。

exposure ヘルメットライト
 

 

まとめ + 購入アドバイス

ここ 2、3年でバイクライトは飛躍的な進化を遂げました。現在こうした素晴らしいテクノロジーが存在するのですから、夜間の視界や視認性が悪いという言い訳はもはや通用しません。

このガイドでは今回、バイクライトを 3つのカテゴリーに分類しましたが、多くのライトはあらゆる種目や用途に対応します。 追加の取り付け器具も販売されているので、同じライトを複数のバイクで使い回すことも可能です。

バッテリー持続時間に関しては、自分の典型的なライド時間よりもやや長めの持続時間を備えるライトの購入をお勧めします。 予期せぬ寄り道迷い道や機材のトラブルによる一時停止にも対応できるよう、少し余裕を残しておきましょう。 長時間の夜間ライドには、予備の電池を持っていくと良いでしょう。

最後に、現在市販されている中から、スタッフが最もお勧めするライトセットをひとつ紹介しておきましょう。お手ごろ価格の優れたオールラウンダー、 です。

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Published on: 30 4月 2015