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マウンテンバイクのテクニックには秘伝とも呼べるものが多く、多くのライダーは、習得に何年もかかる非常に複雑な領域だと感じています。このテクニックガイドでは、Wiggle の MTB スキルコーチである Sarah Pain が、マウンテンバイクライディングの中核となる基礎をわかりやすく解説します。Sarah からの助言と役立つヒントは、どのレベルのライダーでも、トレイルでの自信につながるでしょう。


MTB スキルクラスにようこそ

初心者の皆さんは、田舎道から外れて消えていくトレイルや、人混みから離れた変わったオフロード、面白そうな乗馬道に出会ったことがあるでしょう。さらには、マウンテンバイク専用のトレイルセンターに行くことを考えているかもしれません。病みつきになるマウンテンバイクの世界にようこそ。

マウンテンバイクは、始めるのが実際よりも難しいスポーツのように思われているようです。いくつかの必須の装備と、いくらかの基本的なスキル (乗ることで上達します) があれば準備完了です。経験豊富なライダーであれば、中核となるスキルを見直すことで、以前よりも速くかつ滑らかに乗りこなせるようになるでしょう。

装備として、もちろんオフロードに適したバイクが必要です。多くの種類があり、対象もさまざまです。快適に乗るには、オフロードの凹凸の衝撃を吸収する、少なくともフロントサスペンション付きのもの(ハードトレイルマウンテンバイク)を探してください。また、適切なフィットのバイクヘルメットも必要です。その他には、最低でもパッド入りショーツグローブサングラスを揃えることをお勧めします。

MTB skills class


マウンテンバイクの中核となる 5 つのスキル

マウンテンバイクの中核となるスキルは、このスポーツを始めたばかりの方にも、熟練したライダーにも同様に重要です。これらのスキルを以下に示します。

  • 身体の位置
  • ブレーキ操作
  • 上り
  • 下り
  • コーナーリング

1.身体の位置

バイクに乗ったときの身体の位置は非常に重要で、検討すべき重要なテクニックの 1 つです。これは、ホイールを介したバイクと地面との接触に直接影響します。前方のトレイルの地形に対処するために、ベストな位置をとる必要があります。

アタックポジション

トレイルが平坦な場合は、おそらく座ってライディングするでしょう。しかし、少しテクニカル (凸凹) になったら、すぐにこの理想的な体勢をとるべきです。

  • 体重が両方のホイールにかかるように、ペダル上で立ち上がります。
  • ペダルが引っかからないように、ペダルを回していないときは両方のペダルを同じ高さにします。
  • 凹凸の衝撃を吸収できるように、肘や膝を軽く曲げます。
  • できるだけ遠くを見ます (おそらく最も重要です)。
  • いつでもブレーキを操作できるように指をかけておきます。

The 'Attack Position'


2.ブレーキ操作

ブレーキの方法は誰もが知っています。しかし、どのようにかけるかを知っていることこそがスキルです。オフロードのライディングは、「必要なときにブレーキをかければよい」というような単純なものではありません。テクニックを完璧にする最良の方法は、ブレーキがどのような感触で利くのかに慣れるために、既に知っているトレイルで練習することです。

心に留めておくべき非常に重要な点がいくつかあります。​

  1. どちらがフロントブレーキで、どちらがリアブレーキかを確認しておきます。わからない場合は、自転車を押して一方のブレーキレバーを握ります。リアホイールが地面を滑ったら、そちらがリアブレーキです。バイクが停止したら (リアホイールが跳ね上がることもあります)、それがフロントブレーキです。
  2. このように、フロントブレーキは停止のほとんどの部分を担います。初心者の場合は、両方のブレーキを同時に使用することをお勧めします。フロントブレーキは強力なので、あまり急激に握らないようにします。
  3. ブレーキは強く握らないでください。最初は優しく握ります。
  4. ブレーキのかけどころをよく選びます。トレイルのテクニカルな部分でブレーキをかけるのではなく、テクニカルな場所に入る前にブレーキを使って適切な速度に落とし、テクニカルな場所を過ぎてからブレーキに適切な場所を探します。回転しているホイールの方が、ブレーキをかけている最中のホイールよりもグリップ力が優れていることを覚えておいてください。

Get to know how your brakes 'feel'


3.上りの対応

アタックポジションでは、体重がバイクの中心にかかるので、フロントとリアの両方のホイールのグリップに役立ちます。したがって、上りで中心に体重をかけるには、身体の位置を調節する必要があります。

上り:

  1. バイクの上りでは、フロントホイールに体重をかけてグリップを維持するために、前に体重をかける必要があります。
  2. どの程度の前傾が必要かは斜度によります。フロントホイールが少し浮いているように感じたら、前傾が足りません。
  3. 上りに入る「前に」軽いギアに変更することも重要です。
  4. さらに重要なのは、前方を見てペダルを回し続けることです。

Weighting forward in a climb

上りにおける前方への体重移動


4.下りの対応

トレイルが下りになるときは、コントロールを失わずに下りを乗り切るために重要な、姿勢の調整があります。

  1. バイクの下りでは、後ろに体重をかける必要があります。
  2. ここでも、どの程度の後傾が必要かは斜度によります。
  3. 腕を伸ばしてサドルから腰を浮かし、サドルが身体の前に来るようにします。ペダルは同じ高さにし、指をブレーキにかけ、前方を見ます。
  4. 速度を落とすためにブレーキが必要な場合は、優しくブレーキを握ります。

Weight back for the descent!下りにおける後方への体重移動


5.コーナーの対応

バイクでコーナーを正しく曲がることは誰でもできる簡単なことでしょうか。いいえ、違います。コーナーリングは、バイクテクニックの中でもマスターすることが最も難しいものの 1 つです。

前方を見ることが重要

初級者か上級者かに関係なく、コーナーリングを確実に簡単にする黄金律があります。それは「前方を見ること」です。習得が最も簡単なスキルの 1 つであると同時に、最も怠りやすいスキルの 1 つでもあります。前方を見るだけで大きな違いを生み出します。コーナーの先を見れば、頭も回り、結果的に肩も回ります。これでバーを回せば、バイクは自然にコーナーを曲がります。コーナーの先を見るのは少し妙な感じがするかもしれませんが、必ず行うようにしてください。

Look ahead as you corner

コーナーで前方を見る


練習して身に付ける

さらに追加のテクニックがあります。それは上記のスキルを 1 つにまとめる「練習」というテクニックです。バイクで出かけて実際に試さなければ、新しいスキルを身体に覚え込ませることはできません。自分に何ができるかを理解し、もっと努力の必要な領域も理解できます。うまくいかなくても落胆しないでください。失敗こそが成功の糧です。何が良くて何が悪かったのか、そして次回は何を変えればいいのかを考える機会になります。マウンテンバイクにも、予測不可能な要素が常に存在することを覚えておいてください。予想外のことが起こりますが、それもまたマウンテンバイクの楽しさです。

コーチングの力

マウンテンバイクを始めるにあたって、または中核的なスキルを見直すにあたって、上記のテクニックが役立つことを願っています。しかし最終的には、実際の練習や資格のあるコーチからの指導に勝るものはありません。

コーチは、皆さんの現在のレベルを評価して、各個人のライディングを向上させるために個別のアドバイスを提供することができます。練習もまた非常に重要です。マウンテンバイクに乗ることほどマウンテンバイクの上達につながるものはありません。しかし、悪い癖を付けないようにしてください。すべてのレベルのライダーを受け入れる、地域のさまざまなクラブもあります。

とはいえ、結局のところ、学び取る最良の方法は、気楽に構えて外にライディングに行くことです。


Sarah は Dirt Divas のコーチです。自信をつけることやバイクスキルレベルの向上を望む、初級から上級までの女性マウンテンバイカー向けにデイコースを提供しています。詳細については、次のページをご覧ください:www.dirtdivas.co.uk

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Published on: 20 5月 2015