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冬のサイクリングとは、過酷で、時には不快な思いをしなくてはならない辛いもの。しかも危険が伴う場合もあります。でも、その努力が報われることも確かな話。ロードレーサーも MTB トレイルライダーも、毎日の通勤ライダーも、冬ライドを諦めるなかれ!ですね。

霜の降りた静かなトレイルや凍てつくように寒いロードでのサイクリングは、新年のライドを実り多きものにする準備になるのはもちろん、いい気分転換にもなります。

ただ、寒さや雨天への気持ちの準備がどれだけ整っていても、バイクが冬の悪条件に対応できなければ意味がありません。この機会に、細かくバイクのケアをするのはいかがでしょう。

雨が激しいということは、泥や木の葉や枝などに路面が覆われている可能性も多いということです。それらが毎回のライドでコンポーネントやパートに入り込んで詰まると、大きな磨耗や疲弊の原因となってしまいます。融雪剤や砂利などもコンポーネントに入り込んだ後にすぐ除去しなければ、大きな破損を引き起こすことがある悩ましい存在です。もちろん、最も影響を受けるのはタイヤです。路面にはパンクにつながる危険が無数に転がっているのです。

天候にまつわるこれらの悪しき要素からバイクを守るためには、十分な注意を払うだけでなく、冬対策を取り入れることも重要です。そうすることで、錆や損傷のないバイクで春からのライドを楽しむことができます。

変わりやすい天候によって、バイクのあらゆるパーツが悪影響を受けます。そこでこのガイドでは、冬対策にお勧めの方法をご紹介しました。荒れた気象条件に負けないための賢い方法を分かりやすくご説明していますので、ぜひご参考になさってください。

また、バイクの保護策をさらに強化するために、それぞれの方法をさらに詳しくまとめたガイドへのリンクも掲載しています。

 

賢いバイクの冬対策

ここからはロードバイクやマウンテンバイクに冬対策を施すための賢い方法をご紹介していきます。関連商品やガイドへのリンクもご利用ください。

 

マッドガードを取り付ける

Bicycle mudguard

バイクそのものを守るというよりは、ライダーを守る最善策です。しかし、重要なアイテムであることには変わりはなく、通勤ライドでは特に重宝するでしょう。足がどろどろになるのはまだいいですが、背中や上半身に汚い泥のラインが入るのは心地いいものではありません。さらに、ホイールの回転により跳ね返った水は、バイクを下から見なくては分からないような場所に簡単に付着してしまいます。 マッドガードの種類は、バイクのタイプやライドのコンディションによって様々です。ぴったりのマッドガードを選ぶにはマッドガード購入ガイドを参考にされるのがいいでしょう。

バイクの洗浄と潤滑剤・グリスの塗布

冬の天気が及ぼすバイクの劣化に対する最も有効な対策が、バイクの洗浄と潤滑剤・グリスの塗布です。ライド後にバイクに付着した砂や木の葉などの細かい塵、水をそのまま放っておくと、錆や腐食はすぐに悪化してしまいます。パーツの取替えだけで済めばいいですが、最悪の場合はバイク全部を駄目にしてしまうこともあります。

作業を効率的に行うために、まずは一般的なバイク洗浄アイテムを使用して泥や塵などをきれいに落としましょう。バイク洗浄専用のアイテムは、コンポーネントやフレームから汚れを余すことなく落とすために特殊にデザインされています。フレーム、サドル、ステアリングコンポーネント、タイヤ、ホイルなどのパーツを洗浄するには、LifeLine - ブラシセット などの万能ブラシがお勧めです。

次に、べとべとの汚れも除去することができるクリーナーを使用して、ドライブトレインから泥を含んだ潤滑油やグリスを拭き取ります。このステップを踏むことで、コンポーネントの効率的な動作を維持することができます。

グリス除去クリーナーは強力で刺激も強いので、チェーンやカセット、チェーンリングなど、決まったコンポーネントのみに慎重に使用してください。

その後、グリス除去を済ませた全パーツに、潤滑剤を塗布する必要があります。また、ボールベアリングやケーブル、ヘッドセット内部、シートポストなど、ねじやまが切られたコンポーネントはグリスを再び塗り直すことで、滑らかな動作を取り戻します。より細かなケアが必要なパーツの保護性を高めるには、Muc-Off - バイオグリス 150gなどが人気です。

バイク洗浄の 4つのヒント:

  • 洗浄をする上で専用器具がある場合は必ず使用しましょう。バイク専用のクリーナーは Wiggle のバイク洗浄シリーズなら間違いありません。
  • コンポーネントを損傷する化学物質を含んでいる可能性があるので、食器用洗剤などの使用は避けましょう。
  • バイクの一番上のパーツから下のパーツに向かって洗浄作業を進めましょう。
  • フレームやコンポーネントについた泥の除去には、柔らかめのブラシやスポンジを使用しましょう。

ライト

優れたライトセットは、昼が短く夜の長い冬のライドに欠かせない対策です。周りの自動車や自転車、歩行者の目に留まりやすいだけでなく、暗いロードやトレイルで先が良く見えるので、ライドの成果も向上するでしょう。夜遅くのライドをしなくても、冬の空は昼間もどんよりしており薄暗いので、周りから見えづらいものです。だからこそ、しっかり機能性を発揮するライトが活躍するのです。スピードを出しすぎなくても、照明のないロードをライドするには、200ルーメン以上の光力を備えたライトが必要です。 Cateye - Volt (ボルト) 800 RC フロントライトは、初めての方にもお勧めです。また、Wiggle のその他のライトや反射性アイテムもぜひ活用してください。

 

ブレーキ

冬のサイクリングには、ブレーキのチェックも怠らないようにしましょう。ブレーキブロックやパッドには雨粒やべとべとの汚れ、塵やホコリが付着しやすく、ホイールにもこびり付くため、寒いコンディションでは思ったよりも早く腐食や磨耗が進行してしまいます。バイクを洗浄したら、すぐにブロックをチェックし、磨耗が激しくなる前に交換するようにしましょう。新しいブレーキブロックを使用することで、滑りやすく危険なロードでも自信を持ってライドできるでしょう。比較的安価なパーツなので、いつでも交換できるようスペアを用意しておくのもいいですね。

 

チェーン

Cycle chain and derailleur

「単なるチェーンじゃないか」と、チェーンのコンディションにはそこまで気をかけない方も多いのではないでしょうか。そんな方が周りにいたら、確信をもって 「見くびってはいけない」 と言いましょう。見落としがちなのは、ロードの砂や汚れがチェーンに付着すると、ドライブトレイン全体に回ってしまうということ。さらに、曲がったチェーンリンクが高価なコンポーネントに接触すると、傷の原因にもなります。チェーンはどんなときにもぴかぴかにしておくべきで、磨耗が激しくなってきたら取り替えることをお勧めします。チェーンの寿命を向上するには、Park Tool - CM5 Cyclone チェーンクリーナーのようなチェーンクリーナーを利用しましょう。

 

マルチツール

冬のロードライド中に突然修理が必要になったり、自宅でバイクのメンテナンスをするには、優れたマルチツールが大活躍します。マルチツールはポケットやサドルパックに簡単に収納できるほどコンパクトなので、どんなときにも携帯できるだけでなく、バイクのあらゆる部分の修繕に役立ちます。レベルに関わらずサイクリストであれば 1つは持っておきたいアイテムです。

Topeak - Mini 20 Pro 20 Function マルチツールは、あらゆるライダーにお勧めの初心者にも使いやすいマルチツールです。

 

ポンプとパンク修繕アイテム

冬ライドをするなら、パンクは覚悟してください。だからこそ、絶対に備えが必要です。寒さの増す夜間にタイヤの修繕をするのは楽しいことではありません。そんな時、優れたポンプや質の高いパンク修繕キットがあれば、少し余裕を持って路肩での作業をこなすことができます。お勧めは Topeak - Mini DX Master Blaster ポンプ (目盛り付き)です。また、Lezyne - レバーパッチキットを使用すれば、修繕作業が、より手軽でスピーディになるでしょう。

 

冬用タイヤ

Michelin tyre

ライド中に地面と直接接触するのは他でもない、タイヤであり、ペダリングのパワーやステアリングを地面に伝えるというライドのパフォーマンスの鍵となる重要な役割を果たしています。冬の地面にはグリップに大きく影響する水気や氷、雪などが付き物なので、タイヤへの依存は大きくなります。つるつるのロードでスリップしたり、パンクの危険性が多いので、冬のライドは簡単なことではありません。だから、冬ライドから最高の成果を挙げたいのであれば、天候対応性に長けたタイヤが重要な役割を果たすのは当然です。冬用のタイヤには、より耐久性の高いコンパウンドとパンク対応システムが採用されています。手薄になった機能性はあるものの、それらを補ってもなお余りある弾力性に富んだ復元性能の高さが最大の魅力です。

ロードサイクリストには、Continental - Grand Prix (グランプリ) 4000S II フォールディングロードタイヤがお勧めです。また、MTB ライドでは、Maxxis - Shorty 3C EXO TR フォールディングタイヤがぴったりでしょう。

他にはタイヤの空気圧を低くするという手もあります。空気圧を落とすことで、冬のロードライドでグリップと快適性が向上します。パンクへの対応強化策とは言えませんが、冬に気持ちよくライドするための得策です。 

 

 

冬用ホイール

最新性能を備えたホイールを使用しているラッキーなサイクリストに告ぐ! 機能性に優れたホイールを冬ライドで酷使するのはもったいないのでやめましょう!悪天候のライドでは、カーボン製ホイールのせっかくの高い性能も無駄になります。だからこそ、冬は高性能ホイールの休憩に最もいい時期でもあります。冬の間はお手頃価格のホイールにグレードダウンしてでも、耐久性を最重要視しましょう。頑丈さが魅力の Pro Lite - Garda アロイクリンチャーホイールセットや、MTB ライダーには Shimano - WH M788 MTB ディスクホイールセットがお勧めです。

 

重ね着

冬の過酷なコンディションを耐え抜かなくてはならないのは、バイクだけでなくライダー自身でもあることもお忘れなく。暖かくて冬の天候対応力に優れたアイテムでしっかり身を守りましょう。天候対応力の高いウエアを着用していれば、ライドがもっと楽しくなるだけでなく、オフシーズンのトレーニングの効果がさらに高まることでしょう。Wiggle では、あらゆる価格帯の冬用ウエアを豊富にご用意しています。

 

シューズ

ライドの冬対策として最後に挙げたいのは、冬用ロードシューズ、MTB シューズです。足が湿ったままのサイクリングでは、気分が乗らないだけでなく、パフォーマンスも落ちてしまいます。さらに、シューズの性能がここ数年で飛躍的に向上したことも特筆すべき点です。また、過酷極まる悪天候で風雨をシャットアウトするオーバーシューズの利用もお勧めです。通常のシューズに上からかぶせることで、足元の天候対応性が向上します。

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Ryutaro Okazaki
Published on: 17 1月 2018