
ウェットスーツは、トライアスロンやオープンウォータースイミングで大きな役割を果たします。 スイマーの身体を暖かく保つだけでなく、快適さとスピード、持久力を高めます。 スイミング用にデザインされていない安価なウェットスーツを着用すると、水中でのスピードが落ち、泳ぎにくくなります。 スイミング用ウェットスーツには、数多くの研究や開発、テクノロジーが注ぎ込まれているため、スイマーにとって重要な決断となります。
トライアスロン用ウェットスーツの素材は、柔らかで軽く、浮力があります。 唯一の短所は耐久性です。このガイドでは、ウェットスーツを長持ちさせるお手入れ方法をご紹介します。
英国ブランドの Zone3 は、エントリーレベルのウェットスーツとして Advance と Vision の 2種類を発売しています。 これらのスーツは、耐久性の高い素材で作られています。そのため、スイミング用ウェットスーツのすべての機能を求める一方で、もっとお金をかけてもいいほどスイミングが楽しいかどうか見極めるため、出費を予算以内に収めたい初心者や中級者に適しています。
高い快適さや柔軟性、スピード性を求める方には、Aspire か Vanquish のウェットスーツをお勧めします。ただし、薄手で伸縮性の高い生地が採用されているため、お手入れにはさらに注意を払う必要があります。 ウェットスーツの時間の経過によるダメージの 99% は、手荒な取り扱いや焦りによるものです。でも、このガイドに従えば、程度に関わらず、スーツにダメージを与えることはほぼなくなります。
以下のシンプルなガイドラインに従って、ウェットスーツを最高の状態に保ちましょう。
ウェットスーツの着用は時間をかけて慎重に
ダメージが最も起きやすいのは、ウェットスーツを着用するときです。 爪が尖っていないことを確認して、指先だけを使ってウェットスーツを着用する状態にします。 詳細については、このビデオガイド (英語) をご覧ください。
身体が温まっているときや濡れているときは、ビニール袋を使ってスーツを脚や腕に通します。 ビニール袋の滑らかな表面がスーツを着用しやすくします。 必要な調整が少なくなるため、素材にあまり触ることなくスーツを正しい位置に着用することができます。 ポイントは以下の通りです。
- 着用した後は毎回真水でよくすすぐ。
- 直射日光に当てる時間をなるべく少なくし、日陰に干す。
- 裏返しにして乾かした後、表側を乾かす。
- 裏返して収納する。
- 両膝の後ろ側を折り返した後半分に折り、平置きにする。
- 太いハンガーを使い、それに吊るす時間をなるべく少なくする。
- スーツは所有者の体形になじんできており、人に貸すとフィット感が変わるため、他の人にウェットスーツを貸さない。
- ウェットスーツのライナーにベルクロが当たるとデリケートな繊維が引っ張られるため、接触を防ぐ。 ベルクロをスーツ付属の布で覆っておく。
- 石油系潤滑剤がウェットスーツに接触しないようにする。
- 塩素消毒されたスイミングプールでの使用は避ける。
- Zone3 ウェットスーツは、レースに最適な性能を発揮するようデザインされているため、スイミングやトライアスロンレース以外での使用は避ける。
- 洗濯機や乾燥機、アイロン、洗剤、ブリーチの使用を避ける。