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Zwift buying guide

サイクリストにインドアトレーニングのハイライトを聞くと、「特になし」という答えが返ってくることが多い。また、日が短く、じめじめした冬でさえ、体力維持にインドアサイクリングを取り入れるのに二の足を踏んでいるサイクリストも多いはずだ。しかし、エンターテイメント性の高いフィットネスソフトウエアを開発する Zwift が、そんなサイクリストを心変わりさせるのに十分な機能性を備えた最新トレーニングシステムを生み出した。

インドアサイクリングの概念を覆す真のトレーニング法 

 リアルタイムで、実体験に極めて近いトレーニングがかなうエンターテイメント系フィットネスマシーン、Zwift。コンピュータを介して、自宅にいながら世界中のサイクリストとライドが楽しめる超優れものだ。 サイクリングとコンピュータゲーム、両方のバックグラウンドを持つ Zwift 創設チームによって、インタラクティブ性と社交性を発揮する、まったく新しいインドアサイクリングトレーニングが実現した。 Zwift はパワー、スピード、ケイデンス、心拍数など、実際のサイクリングに欠かせない数値情報を取捨選択して記録することができる。また、Strava とパートナーシップを結ぶことで、サイクリングが完全なるバーチャルリアリティになった。しかも、ライドの距離、勾配、時間、セグメントなど、すべての成果を記録し、コンピュータにアップロードできる。 また、サイクリング人気ブランドが開発する、あまたのバーチャルリアリティ関連アイテムの利点をトレーニング中に教授することができる。 これこそ Zwift がサイクリング界きっての「ゲーミフィケーション (Gamification)」 先行企業だと言われる所以だろう。

Keep on training with Zwift

もし、プロレベルのトレーニングを目指すのであれば、スプリントや山岳コース、ハイスピードのラップで勝負に挑むのはどうだろう。純粋に競争心を掻き立ててくれるので楽しめること間違いなし。 まるで実物のような風景を楽しみながら、時間を忘れて、長距離ライドに勤しむ選択肢もある。なんと、ライド中に体力温存を図りたいときには、ゲーム内の対戦者の「後ろに隠れ、風の抵抗を避ける」なんてことも可能だ。中級利用者は、Peaks Coaching Group や Train Sharp Cycle Coaching、Marco Pinotti など、著名なトレーニングコーチによる構造的ワークアウトプログラムで画期的なトレーニングを積むこともできる。

Keep on training with Zwift

さあ、Zwift を始めよう!

Zwift はほぼすべてのインドアトレーナーと連動するので手軽に利用できる。ほとんどの場合、スピード/ケイデンスセンサーをトレーナーに接続したバイクに取り付け、PC や Mac コンピュータに差し込んだ ANT+ USB スティックと連動するように設定するだけだろう。そうすれば Zwift が、スピードセンサーとライダーの体重をもとに、スピードやパワーに関するデータをはじき出すというわけだ。とにかく簡単なので、どんなサイクリストにもお財布に優しい、手軽なトレーニングオプションだと言える。

Zwift アカウントのインストールとセットアップ

使用するターボトレーナーとセンサーは?

正しい Zwift のインドアセットアップとは?

スマートトレーナーで Zwift を体感!

スマートトレーナーを使用すれば、Zwift のトレーニングが更に実地に近いものになる。実際に存在する様々な勾配を再現するために、負荷を自動的に調節してくれるからだ。上り坂がきつくなったり、下り坂に差し掛かるとき、スピードを落としたくなければ、ペダリングのペースを上げる必要がある。 

Wiggle では、Zwift に対応するお勧めのスマートトレーナーやアクセサリーを幅広く取り扱っていてるので、ぜひ参考にして欲しい。一番人気のトレーナーと聞かれて、真っ先に頭に浮かぶのは、 だ。Wiggle 社員 Andrew Delahay がこのアイテムを体験し、その性能に感銘を受けた逸品だ。

世界中のサイクリストとつながれる Zwift

一度 Zwift を試すと、インドアライドが楽しくなったという方もいるのではないだろうか。「やみつきになる」という言葉がぴったりだが、他のサイクリストと交流を図れるのも、その魅力の一つだろう。 バーチャルライドで、500人を超えるライダーと共に同じコースを走るなんて、他ではあまり体験できない。グループライドは楽しいだけでなく、実地と同じく、正確なドラフティング効果を再現できるので、どのサイクリストの後ろに付くのが理想的かなどトレーニングするのにはもってこいの方法と言える。 Zwift を使用すれば、ライドの技術レベルや時差によって参加の検討が可能なグループライドやトレーニングライドのイベントが多くある。 運がよければ、Zwift を使用する多くのプロライダーと共にレースできる。その中には、Jens Voigt、Laurens Ten Dam、Ted King、Evelyn Stevens、Lawson Craddock も名を連ねている。一言忠告しておくと、彼らについて行こうなんて、簡単には考えない方がいい。速いの、なんのって!

Zwift でライドに出よう!

もしインドアトレーナーと、発売後数年の比較的新しいコンピュータを持っていれば、Zwift を簡単に使用できるだろう。最初の 50km は無料トライアルが適用される。Strava Premium の会員でれば、更に 2ヶ月の無料ライドが提供されるので、ありがたい。  

Keep on training with Zwift

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Ryutaro Okazaki
Published on: 28 12月 2016